夏休み3日目

夏休み3日目。今日もエコネタです。

休み中、地球環境問題について、それも懐疑的な立場から書かれた本を続けて2冊読みました。こういうのを読むと、一般的にメディアなどで言われていることとあまりに正反対なので、誰が真実を語っているの?と誰かに救いを求めたくなります。

エコ・ブームなんてブームと表現する人が存在している時点で、それって単なるファッションなんじゃないの?と疑っていましたが、どうやら大きな問題のなかに沢山商売のネタが詰まっているところを、政治の人とかビジネスの人とかが絡まってややこしい流れになっているようで。



ほんとうの環境問題
ほんとうの環境問題
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池田 清彦 養老 孟司
新潮社
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amazonの書評をみていると「偽善エコロジー」の武田先生は賞賛されている一方で、科学的な根拠はいかがなものか、という評価もされています。どうなんでしょうね。しかし簡単に読めて、ナルホドと思うことも多いのでおすすめ。

一方「ほんとうの環境問題」は環境問題そのものの問題も取り上げられていますが、環境問題に対する日本人の姿勢の方が大問題だ!という気持ちにさせられました。


個人的な意見ですが「日本人が、数年前にはあまり騒いでなかったことなのに今なぜか盛り上がっている、というパターンの多くの場合、単なるファッションだったり、それを煽ることで利益を得る人のプロパガンダにのっかっているだけ」という感覚をもっているので、このエコ問題もその範疇かなと思っています。「正しいこと」の基準が10年やそこらで変わるっておかしくないですか?

もちろんエコ問題は日本人だけの問題ではないのですが、目的を仮に地球温暖化防止と定めた場合には、スーパーのレジ袋をなくすことは全く意味がないというか、費用対効果を考えたら消費者だけが踊らされているだけに過ぎない、という構図になるんだろうなと思います。


あ、あくまで上記は私個人としてのスタンスです。だからといって当社も何も環境対策しません、というわけではありません。以前にも書きましたが、正解かどうかはわからないけれども会社としてやった方が社会にとって良い、と思う可能性があれば、ちゃんと、そして積極的にやっていくという方針です。念のため。