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お鍋礼賛

[雑記]
3月になりましたがまだ寒く、休日の夜はお鍋がいちばん。

子供の頃は大嫌いだった鍋。(除くすき焼き)
オトナは何故こんなに味のしない食物を好むのだろう?と不満タラタラでした。

しかし年齢を重ねるごとに冬場は鍋、という場面が増えます。なぜ日本人は年をとるとあっさりした食べ物を好むようになるのでしょうね?アメリカ人が年をとったからステーキが食えない、という話はついぞ聞いたことはありませんが。それはさておき、

今では、鍋とポン酢を発明された方に感謝し、日本人に生まれた喜びをかみしめる週末の晩、と子供の頃のことを思えばかなりおっさん化しております。野菜も沢山食べられて家族との団らんも確保、シメに麺よしご飯よし、とほんとに天才的な夕食メニューだと唸らされます。

そんな鍋にはポン酢主義者だった私が大きく嗜好を変えたメニューがあります。

それは
ピェンロー

あの舞台芸術家、妹尾河童氏が紹介し、それがまたインターネットで紹介されて一昨年に私の知るところになりました。そのシンプルさからは想像できない美味さに、冬になると週一以上のペースでピェンローを食べるという半中毒状態です。

レシピは簡単。

妹尾河童氏の著書:河童のスケッチブックを引用したサイトより。

扁炉(ピェンロー)
冬になると、何人もの友人たちから、
「寒くなりましたね」
と電話がかかってくる。日ごろ季節の挨拶などするはずのない奴が、
わざわざ電話をかけてくるのだから、その魂胆はすぐにバレる。
それは我が家の「ピェンロー」と呼ぶ鍋料理を食べさせろ、とさいそく
いう催促である。この前の冬も、一週間に客が入れ替わり立ち替
わりで、なんと三回も作らされたことがあった。でも飽きないか
ら不思議だ。我が家に出入りしている連中の人気投票では、この
鍋は常に第一位で、その座を三十数年間も守りつづけている

蛇足的にいえば、間違ってもネギや人参、春菊などを加えない
こと。これはみんな何度かの経験で失敗ずみ。野菜は白菜だけに
してほしい。
とにかくこの鍋は、白菜と塩と胡麻油の美味しさを再確認する
ことに尽きる料理だと思う。
いままで料理などしたことがない中年男がたった一回で覚え、
名料理人を気取っていたが、この鍋は、口うるさい鍋奉行の出番
もないし、年齢、性別に関係なく誰にでもできるのが身上だ。
さて我が家では、この冬、何回食べることになるのかなあ?

本当にこの文章のとおりです。うちではより美味しくピェンローを食べるためにでかい鍋を購入してしまいました。
夫婦で一晩に白菜一玉まるごと食べる週末。
ありがとう、妹尾河童さま。

みなさまも一度お試しを。