「ぐらんたす」さんが・・

弊社は大阪市西区の江戸堀、というところにあるのですが、ほんの数分歩くと京町堀というところに出ます。

これまた弊社の近くの土佐堀と江戸堀、京町堀あわせて三堀(さんぼり)と呼んで飲み歩くイベントもあったりして、このあたりはさいきん(ここ10年くらい?)すごい勢いで小洒落たお店がどんどんオープンして、町がどんどん洗練されていくのを見るのは嬉しくないわけはない。

けれども時に悲しいこともあります。

コーヒーがおいしい純喫茶部門私的ランキングで永らく圧倒的に1位だった近所の喫茶店が、お店を閉められた。

京町堀にある「ぐらんたす」というお店。このひらがなで「ぐらんたす」という名前も昭和なええ感じで、さらにマスターが温和な笑顔で「おいしいコーヒー入ったけど飲んでみる?」とすすめられていただくコーヒーの美味いこと!
マスターはよく、おいしいコーヒーは上質な玉露と同じで冷めてから飲んでもおいしいんだよ、としきりにおっしゃっておられました。



ちょっとしばらくご無沙汰していたら、お店を閉められたようで。
入居しておられたビルの建て替えによるものだそうです。


こんな悲しいことってないよ・・・

町の素敵度って、新しいものやお店と古くからあるイイお店が渾然一体となって賑やかな感じを醸し出すことが大事だと思うのですが、やっぱりそれは簡単に口にするほど易しいことではないんだと思った次第。