日めくりカレンダー

子供の頃、宅配をしてくれる酒屋さんや米屋さんという業種がまだ近所に存在していました。年末になると得意先へ日めくりカレンダーを配っていたのでしょう、いろんな家に日めくりカレンダーが掛かっていた記憶があります。
いまでも昭和から存在するような街の居酒屋や料理屋さんで見かけると、「あ、日めくりがあるわ」と気になってしまいます。
多くが酒造メーカーの名前が入ったものが多いような気が。カモツルとか。

子供の頃は何枚もちぎっていったら祖母に注意されたり。(子供ってミシン目をちぎったり、ボタンを押したり、プチプチを潰したりするあの感じって好きですよね)
けれどもあの日々をあらたに更新する感じはいまだに新鮮です。いまだ大人になってないだけかも。


いちどあれを作ってみたいと長年思っていて、昨年思い切って知り合いのカレンダー屋さんに作ってもらいました。当社グループの制作会社であるアサックの名前で。

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名入れもそれっぽい感じで


この、年末にさしかかるとちぎった紙の残りがささくれだって決してキレイではないところがまた歳末感があって趣があります。

これが好評で、と言いたいところでしたが、「は?こんなダサいカレンダーわざわざ作って社長は何を考えてるんや?」という反応もありました。あれ?みんな日めくり好きじゃないの?とめげたりしたし、配りきれずやや余ったりも。悲しい。

けれども。
小洒落たカレンダーは数あれど。
日めくりは日本のカレンダーの王様だと思いませんか?私は勝手にそう思っています。
なので今年も注文しましたよ。アサックで。

また来年ご紹介できればと思います。