江戸堀印刷所サイト更新

江戸堀印刷所のウェブサイトがリニューアルされました。
edobori-printing.jp

2011年からスタートした江戸堀印刷所の取組みも、近隣から遠方まで多くのお客様にご支持いただき、年々充実したものになっています。
前回同様デザインと設計は、ご近所さんでもあり設立当初から何かとお世話になっている株式会社サトウデザインさんにお手伝いいただきました。

当初は活版印刷がメインのカードや名刺の受注がほぼメインだったのですが、最近は製本加工を施した本や冊子、いわゆるアートブックやZINEを手掛けることも増えてます。
活版印刷も変わらず大活躍していますが、加えてオフセット印刷、デジタル印刷も活版と並ぶくらいにご用命いただくことも増え、そういった最近のお仕事なども紹介できるサイトになっています。

ぼうさいこくたい

9月6日、7日に新潟市で開催された「ぼうさいこくたい」というイベントに参加してきました。
今回参加が決まるまではこの「ぼうさいこくたい」正式名は防災推進国民大会、については存在すら全く知りませんでした。


それが、先日もこのブログで記事にしました、
oka.hateblo.jp

一人ひとりの避難所マップをつくる仕組み、通称「ジャグラコンパス」の発表を目的に、日本グラフィックサービス工業会(JaGra)から申込をして出展に至ったという次第です。
申し込んだら誰でも出展できる、というものではないそうで、防災を目的に展開している私たちの活動が評価されたといえます。

防災をテーマに、どれくらいの人が集まるのだろう?とイメージは全く湧かなかったのですが、2日間で1万9千人もの来場者があったとのこと。

産官学民のさまざまな関係者がブースや展示を出し、防災というものの裾野の広さに驚くとともに、防災・減災に向けた国の取り組みの真剣さも感じることができました。


地元・新潟の木戸製本所さんの協力も得て、東京と大阪からメンバーが二日間、来場者にジャグラコンパスの説明を行いました。

JaGraの展示ブース

来場者も、そしてもちろん他の出展者のみなさんも、ともにとても防災に関して意識を高くもっている方ばかりで、このジャグラコンパスの取り組みに高い評価をいただけたように感じます。

今年も半年が終わりました

前回のポストでは、ジャグラ作品展で栄誉ある経済産業大臣賞を受賞したオリンピア印刷で手がけた作品を紹介させていただきました。【ジャグラ作品展】経済大臣賞を受賞 - 【仮称】江戸堀日記

このジャグラ作品展で、実はあさひ高速印刷オリジナルの小さな日めくりカレンダーも「作品展審査会委員長賞」を受賞しました。

小さな日めくりカレンダー。スタンドで自立することも、壁にかけることもできます

昨年に開発したものを作品展に出展したら、意外にも好評だったようでまさかの嬉しい受賞。試行錯誤を繰り返してくれたスタッフたちの苦労も報われます。

この日めくりカレンダー、毎日めくっていますが、ちょうど6月30日の今日。半分が過ぎたことになりますが、半年間ちぎってもちぎっても、カスの残らない綺麗な切り口。マニアックな話ではありますが、個人的にはこのミシン目の断面、大好きです。

【ジャグラ作品展】経済大臣賞を受賞

当社が所属する業界団体、日本グラフィックサービス工業会(通称ジャグラ)では、全国の印刷会社の印刷技術の向上発展を目的に、組合員が制作・印刷を手掛けた印刷物を公募、優れた作品を表彰する作品展を開催しています。

今回、オリンピア印刷(あさひ高速印刷のグループ会社)から出展した作品が経済大臣賞を受賞することができました。
本作品は武蔵野美術大学の岩田様が卒業制作につくられたもので、当社は装丁と印刷を担当させていただきました。
当社オリジナルの、A3横型の無線綴じという通常にはない大きなサイズの本。黒い表紙にホワイトの印刷と金箔押しの表紙。

PURで製本されているので、本を開いてもしっかりとノドまで開き、精緻な図解と美しいイラストレーション、整ったレイアウトが大迫力で目に飛び込みます。

ノドまでしっかりと開く、広開性にすぐれたPUR無線綴じ

クリエーターが制作されたデザインを、美しい本のカタチに仕上げるという仕事。
完成された本は、画面で見るデザインとは全く違った体験をもたらしてくれます。


当社で手掛けさせていただいた岩田様の作品が、全国から集まった応募総数600以上の優れた作品から最高賞である経済大臣賞に選ばれたこと、とても嬉しいサプライズかつ名誉なことです。

紙製の、一人ひとりの避難所マップ

当社は日本グラフィックサービス工業会(通称JaGra ジャグラ)という印刷の全国組合に所属しており、私は現在ここの副会長を拝命しています。
3年前、当組合の会長から「うちの組合主導で、組合員に提供できるDXツールの開発をやるぞ!お前、何か担当せい!」と言われ、もう1人の副会長とともにDX委員会を編成しました。
JaGraコンパクトDXと名付けられたこのプロジェクト、会社内のDX化と創注のためのDXに大きく二つに分かれ、私は後者を担当しております。
今回、このDXプロジェクトによって新たなプロダクトが誕生しました。「ジャグラコンパス」と名付けた、「紙でできた、一人ひとりの住所を入力すると、そこから最寄り(直線距離)の避難所を3ヶ所表示する地図」です。

個人や拠点の住所を入力すると、そこから直線距離で最も近いところ3ヶ所の緊急避難場所を地図上にポイントして、ポスターや冷蔵庫に貼っておくようなチラシにできます。
避難場所のデータは国土地理院のウェブサイトに掲載されているデータから引用しています。

大阪市西区江戸堀2丁目
東京都中央区日本橋小伝馬町

各自治体で配布されているハザードマップがあるんじゃないの?と思われるでしょうが、ハザードマップはその自治体の避難場所は掲示されていても、隣接する自治体の情報が掲載されていなかったりします。自治体の端っこに自宅や職場があるとすると、隣の自治体の避難場所の方が近い場合もあるでしょう。なので、「自分の位置を中心に置いて、最寄りの避難場所を表示」できることは大切。

なにかあったらスマホを見て、避難場所を探したらいいじゃないか、という声もあがります。がしかし、何かあったときにスマホの電波が生きているとは限りません。能登の地震でも携帯回線の復旧に時間がかかったことは記憶に新しいと思います。

そのようなときのために、とにかく「備える」ことに特化し、もしもの場合を自分ごととして考えてもらうためのツールになれば、と思いでジャグラの委員会メンバーと共に一生懸命つくってきたサービスです。
ついつい記憶から消えてしまうスマホの情報ではなく、紙に印刷されたモノを壁に貼ったり携帯することで備える。

徐々に一般の方々にリリースできるようになってきました。今後が楽しみなツールです。

ルワンダ中央銀行総裁日記

面白い本に出会い、一気に読了したあげくにそのタイミングで会った友人に「これ絶対面白いから読んでみて!」といってその本を差し上げてしまうということがたまにあります。
これもその一冊。


今から10年以上前に読んで、面白かったことは覚えていても内容をいまいち忘れてしまい、再読したくなってもう一度買ってしまいました。
まるで読むのが初めてのように(いい具合に記憶がとんでしまっている・・)、どんどんと読み進めてしまいます。

数年前に「現代のなろう系」(異世界転生で無双する的な)の実話版とSNSで紹介されてバズり、再度ベストセラーとなったということを今回知ったのですが、それも納得。
帯もふるっています。

ほんまにオススメです。