2022-01-01から1年間の記事一覧

令和4年大晦日

当社は28日で年内の仕事を終え、新年は1月5日のスタートです。 このブログ、今年はもうやめたい!と思いながら、「やめるのはいつでも出来る、もう少し続けよう」と内容はさておき、なんとか更新できました。 来年もひっそりと更新しつづけていきます。 …

年末の小ネタ・豆本

当社では組版、製版、面付け、デジタル/オフセット印刷、製本加工といった社内のスタッフが集まって「やったことのないことをやる、とりあえず作ってみる」をテーマにしたミーティングを定期的に開催しています。今年もみんなでコツコツと、誰が使うともわ…

カレンダーシーズンが終わりました/日めくりカレンダー

12月の第3週、この頃になるとカレンダー出荷の繁忙期が終わります。 少しずつですが着実にカレンダーの出荷量は増えてきています。 毎年いろんな形状の新商品を投入するのですが、やっぱり卓上型のリングカレンダーが売れ筋。 おかげさまで今年のリング製本…

ジャパンカラー標準認証を取得しました

11月22日付けでJapan Color 認証制度標準印刷認証を取得しました。 ジャパンカラーってなに? そもそもカラー印刷は奥が深く、刷り上がった印刷物の色を評価する際に、明確な基準がなければそもそも合格も不合格もありません。 ISO国際標準に準拠して、日本…

ロートレックとミュシャ展

今年の2月、新しくオープンした大阪中之島美術館。当社からも歩いて10分ほど。突如現れる漆黒の四角く巨大な建物。存在感がとても素敵です。 こちらで現在開催されている「ロートレックとミュシャ展」、この展覧会図録の印刷を江戸堀印刷所で手がけさせてい…

なにわ筋

師走になりました。 今年もなにわ筋のイチョウが綺麗に。向こうに見えるのが靭公園。 この鮮やかな黄色が落葉すると冬の雰囲気になります。

コンビニ疑問二題

どうでもいい話すぎて恐縮ですが。 コンビニに行くたびに腑に落ちないこと、二つ吐露させてください。 ペットボトルのゴミ箱 ペットボトルを捨てるときは、蓋の部分を外して分別して捨てましょう、というルールがあります。なのでコンビニのゴミ箱には「ペッ…

カラーマネジメントについて(2)

同一の印刷データを同一の用紙で、オフセット印刷機、デジタル印刷機、インクジェット校正機で印刷してみて各工程の担当が集まって評価しあいます。 どのデバイス、機械で印刷しても色の差が最小になるのが望ましい。のですが、現実は簡単ではありません。 …

カラーマネジメントについて

カラーの印刷。 大昔から、油断すると色があわない、イメージと違う、赤い、青い、明るい、暗い、といったご要望というかクレームというか、そういう元となりがち。 最近はオフセット印刷だけではなく、デジタル印刷機もかなり普及したことによって印刷、出…

視野を失ってわかったこと

前回の続きです。 眼の病気、網膜剥離の手術をして無事退院できたとはいえ、右目下半分はまだ見えない、という特殊な状況。生活はできるのですが、右下が完全に視野から外れているので、いちいち右のつま先で床に置いてあるものや障害物を蹴飛ばしてしまいま…

入院

7月のことです、突然右目の視界に奇妙な縦線が現れました。その半透明の縦線、右を見ると少し遅れて視界についてきて、左を見ると同様に少し遅れて左についてくる。ゴミでも入ったのかなと思って目を洗い目薬を点眼しても同じ。そのうち気にならなくなって放…

本木祭

久しぶりの投稿、もう9月です。9月は私たちの業界団体である日本印刷産業連合会が定めた「印刷の月」で、全国各地で印刷関連の催しがあります。そもそもなぜ9月が「印刷の月」か。 江戸末期に幕府の通詞(オランダ語の通訳)をしていた本木昌造氏が明治初期…

退色の実験・インキ&トナー編

退色の実験、インキ&トナーについての結論です。 オフセット印刷用のインキは耐候性が弱い。赤はほぼ完全に消える。 デジタル印刷のトナーはオフセットインキに比べると色あせは少ない。 リコーのトナー(C7210用)よりゼロックス製イリデッセの方が強い。 …

退色の実験・紙編

先日書いた、1年弱にわたる退色の試験でわかったこと。 紙編です。 ユポ(合成紙)はけっこう強い。 ライメックス(ストーンペーパー)は弱い。 乾いたお煎餅みたいにパリパリになって、ボロボロと崩れていきます。屋外の使用は厳しい。 片面PP(ポリプロピ…

夏の掃除

6月だというのに連日すごい暑さです。 東電管内は電力逼迫がえらいことになっているようで。熱中症予防のためにはエアコンも必須だろうし、あたりまえに電気を使えるありがたさを痛感します。何もないことを祈るばかり。当社は5月から6月にかけて、エアコン…

あれから1年

印刷したものが太陽光にさらされたり、雨にあたったりすると色があせることを退色、褪色といいます。どっちの漢字も「たいしょく」と読んで、意味は同じだそうです。昨年の夏に、社屋に貼りだしていたものがえらく色あせているのを見て、印刷を生業にしてい…

両面機とのお別れ

先週の土曜のことです。 「軽オフセットの両面機」というA3の紙面に、表裏の両面を同時に印刷するタイプの印刷機を搬出しました。軽オフと呼ばれる印刷機で、数十年にもわたって「軽印刷業界」というモノクロ印刷、文字主体の印刷物を得意にする業界を支えて…

調色機のメンテナンス

特色という、標準色にない、カスタムで指定された色のインキをつくる際、調色という作業を行います。 以前は職人さんが経験をいかしインキ調合を計算して練り合わせていたのですが、現在は品質のばらつきをなくすためコンピューター調色機を使うようになりま…

クリアバック製本(5)番外編

前回の続き。クリアバック製本ということで、「背表紙のない、広く開くPUR製本」でどんな本が作れるかのテストをしてきました。その中で、トライしてみたはいいけれども、何に使うねん?という実験で終わっているモノのご紹介。 1.木の表紙、紙の本文 以前…

クリアバック製本(4)開きの良い手帳

前回の続き。強度と開きを持ち合わせているクリアバック製本、 手帳のサンプルを作ってみました。 手帳を開いた時の感触って本を開いた時とは違う、というのは日頃は意識せずとも、なんとなくわかりますか? もしお手元に手帳と本があれば試してみてください…

クリアバック製本(3)厚紙だけで構成された本

昨年末に書いたエントリーのつづき。oka.hateblo.jp oka.hateblo.jp クリアバック製本と銘打って、いろいろとサンプルを作っています。 新しくつくりました。「厚紙だけで構成された本」です。 一般的な無線とじは、0.1mm弱の厚さの紙(本文)を束ね、それよ…

「サッカー店長の戦術入門」

いったい何が書いてあるのか?…サッカー門外漢の私には最後までよくわかなかったです。にもかかわらず、夢中になって読んでしまいました。読後感も満足。 なんなんでしょうね。熱量かな?それとも語り口?内容? プレーが専門ではない、戦術の専門家が語って…

まん延防止解除

一昨日、まん延防止が解除になりました。 これで第六波が収束した、ということではまったくなさそうですが。 NHKより 【大阪府】新型コロナウイルス感染者数・死者数の推移・累計グラフ:最新ニュース-NHK 今回は山の登りが急で、下り坂はゆるやかに、という…

2022年1回目

気づいたら1月が終わっていました。 もう2月ですが、今年もよろしくお願い申し上げます。それにしても。世間はオミクロン株の話題一色。その感染のスピードには驚かされます。 まるで年が新しくなるのを待ってタイマーをセットしていたかのように、感染が爆…