南港

5月の最後の週末、大阪の南港へ行ってきました。

毎年この季節、南港のインテックス大阪という見本市会場で、西日本最大の印刷機材の見本市が開催されるからです。印刷機や製本機、そのほか印刷にまつわる諸々の機材が一堂に展示され、なかなかのものです。

また今年は目的がもうひとつありました。製版関連の組合の全国大会が同時開催されていて、そこのイベントで"プリプレスワークフロー研究の発表会"がありました。弊社あさひ高速印刷富士フイルムさんと組んで、DAMサーバーを使ったワークフローの事例発表を行ったので、その発表を行ってくれた弊社スタッフを見に行くという目的もありました。

「印刷」と一言で括るのは簡単ですが、弊社のような、組版やデザインから製版まで行う会社は印刷に至るまでの前工程(プリプレス工程)が年々複雑怪奇になってきています。

目の前の仕事をひとつだけこなすならまぁ問題は小さいのですが、これが幅の広い仕事だったり、長年継続しているお仕事だとOS環境やアプリケーションの環境は大きく変わりますし、また画像をはじめとする様々なデータは派生する他の印刷物やウェブサイトに流用され、時にもつれた糸のようになってしまいます。その管理をきちんと行い、ミスやトラブルといった間違いを最小化する努力をせねばならず、それにはワークフローの工夫と富士フイルムさんの開発したデータベースサーバーが役に立ちます、というお話でした。GC近畿、FFGSのお世話になった方々、ありがとうございました。発表まで頑張ってくれたうちのスタッフ、ご苦労様でした。)


その後はちょっと近所の、橋本大阪府知事の府庁舎移転問題で名をはせたWTCの隣のATC(アジアトレードセンター)に立ち寄りました。そこで見て、感じたこと。明日に書きます。つづく。