素敵な本のご紹介。
仲の良い人と雑談をしている時、ふと興味本位で「最近おもしろい本とかマンガって読みました?」という質問を投げてみることがあります。
だいたいは「えー、パッとは思いつかないなー」的な答えが多いのですが、ときどき私の興味からは大きく外れた答えが返ってきて「なるほど、この人はこのカテゴリーに相当造詣が深いんだな」と相手への興味がさらに湧いたり、そこから新しい本との出会いがあったりと、なかなか個人的には大好きな質問ネタ。もちろん、本当に面白そうならその場で即購入となることも多々。
そう、その最高のパターンが最近ありました。
つい先月、愛媛の森さんという同業者の方が「ありますよ!沢木耕太郎の・・・」と紹介していただいた本がこれ。
私も沢木耕太郎さんの本が大好きで、かつ自分が高校生の時にあの「深夜特急」を読んで多大な影響をうけた世代。
面白くないわけないのでしょうが、500ページを超える大著。なかなか手がでないな、読了できるかなーと少々恐れながら読み始めて。
最初の4ページを読んだところで、これはいける!ということを確信。
久しぶりの沢木耕太郎さんの文章のリズムにどっぷりはまっていく幸せを感じながら一気読み。
終わって欲しくないと思いながらページをめくるのって本当に幸せ。
内容については、ウェブ上でも話題作だけにたくさん紹介されているのですが、やっぱり読んでみないとわからない、と思いましたよ。旅文学や冒険・探検もの好きの方は騙されたと思ってぜひ。