マスクがない

1973年の石油ショックでトイレットペーパーが店頭からなくなった、というエピソードを子供の頃に知りました。日本は石油が出ないので云々、だから有事には石油が高騰してまたそういったことがあるのかも、とボンヤリと考えたことがあります。


天災で局地的に短い期間だけスーパーの棚からモノがなくなることは体験しました。しかし買おうと思っても商品がない!なんて。ゲームや食品、書籍が流行したから在庫がないというのはあっても、まさか生活雑貨が1ヶ月以上に渡って入手できないなんて想像したこともありませんでした。それも伝染病の流行で。

手に入らないものはありません(ただしマスクとアルコール除菌グッズを除く)というのが現状で、すべてが日常通りなのですが、そこだけモノがない。それが余計にことの異様さを際立たせているように思います。

アイリスオーヤマやシャープがマスクを製造します!ってのがニュースになるって、その事自体が驚き。
また、あんなに大きな企業体がこれだけ短期間で普段とは違うものを量産できる、という意思決定と生産技術にはすごみを感じます。事業のスピード感が世の中のためになっているという素晴らしい事例。見習いたいものです。


普通がなつかしい、普通がありがたい、という今の状況を目に焼き付けておきたいと思います。